譲渡所得税とは?
譲渡所得税は、売却で得た利益に対して発生する税金で、所得税(復興特別所得税を含む)と住民税が含まれています。
翌年に確定申告しその後納税を行うのですが、所得税は確定申告期間内(2月16日~3月15日)に、住民税は確定申告後の6月後らから4期にわたって納税します。
point1:『利益』にかかる税金であることに注意 譲渡所得税は売却で得た利益(以下譲渡所得という)に対してかかる税金であり、売却金額にそのままかかるわけではありません。
譲渡所得は以下の様に求めます。
譲渡所得=売却金額ー土地の購入にかかった費用(取得費)ー売却にかかった費用
なお、取得費がわからない場合は売却価格の5%を取得費として計算することができます。
売却にかかった費用(経費)は、不動産会社にかかる仲介手数料や建物の解体費用、売却のための移動にかかった費用などが含まれます。
取得費は、購入した時の価格をそのまま扱うのではなく、減価償却分を差し引いて計算します。
point2:保有期間で税率が変わる 譲渡所得税は、土地の所有期間が5年以下の場合(短期譲渡所得)と所有期間が5年超えの場合(長期譲渡所得)で税率が異なります。
相続で取得した土地の場合は、故人が所有していた期間を含めます。
所得税(+復興特別所得税)+住民税の合計
短期譲渡所得5年以下 30%(+0.96%) +9%=30.96%
長期譲渡所得5年越え 15%(+0.315%)+5%=20.315%